新車の防錆処理をしました
修理の様子
事例詳細
損傷状況
新車のトヨタヴィッツの防錆処理をしました。
簡単にいうとサビ止めですね。
雪国では融雪剤に含まれる「塩化カルシウム」や「塩化ナトリウム」「塩化マグネシウム」などの塩分を含んだ成分で車体や裏側にサビが発生しやすいので対策としてサビ止め処理されていることが多いです。
では雪がめったに降らない南国鹿児島でなぜ防錆処理が必要なのか?
答えは「離島」です。亜熱帯地域(年間平均湿度70%)に加え潮風がきついところでは新車から3年目、4年目で錆が発生なんてこともあります。
以前、当社でずっとメンテナンスしてたお客様が島に赴任され3年後に戻られましたが、運転席の床に穴が空いていたことが有りました。鹿児島市内ではありえない錆具合だったのでびっくりたのを覚えています。
今回は塩害が予想される某離島でのご使用ということで防錆処理をさせていただきました。
修理内容
作業内容
防錆処理って何するの?ってたまに聞かれます。
簡単に言えば錆の発生しそうな部分に防錆剤を塗り込む施工のことをいいます。
防錆剤にも色々種類があります。
アメリカで開発された防錆処理の代名詞とも言えるジーバード(黄色)が有名です。
当社では透明な半乾性の浸透性に優れた硬質防錆コートが可能なものを使っています。
今回はエンジン部分や下回りや後部を施工しました。
バンパーやヘッドライト、ホイールハウスのカバーなどを外し防錆剤を厚く塗り込みます。
乾いては塗り込み乾いては塗り込みを繰り返します。
あとは乾燥後に外した部品を取り付けて完成です。
実際に施工有る無しで違いが出るのか?ちゃんと錆予防ができているのか?について以前疑問に感じたことがりましたが「東北地方は福島県出身の古川工場長」曰く、「ものすごく効果がある。経年車でも錆が少ない」とのことでしたので離島へ転勤や赴任される方はご検討ください!